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拷問から生き残った人々の為に、アムネスティ員始動

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2001年8月2日
ニュージーランド(オタゴ・デイリー・タイムス)

1999年、自由を求める訴えを起こしたチベット人仏教僧プンツォク・レグムゥ(16)とナムドル(21)が数分間の拷問を受けた。ナムドルは、歯を殴打される。

このような絶えがたい状況から、デネディン物理療法家で、アムネスティインタナショナルメンバーであるマリー・モーウッド女史の情熱に火を灯す。彼女はチベットとスリランカで拷問に耐え抜いた人々に従事していた経験がある。

プンツォク・レグムゥとナムドルはチベット国旗を掲げ、フリーチベットを叫んだことで、未だ拘留中である。警察から逃げようと試みたナムドルはその後、殴打され、歯が粉砕した。

モーウッド女史は、1999年11月より2000年8月までの間、インドのダラムサラでボランティアとして働き、物理療法の助手を養成する傍ら、占領者中国勢力に虐待を受けたチベット人亡命者を治療する計画にも従事していた。

多くの亡命者にとって、自分達が受けた経験を話すことで、彼らの助けや癒しにつながるはじめの一歩として物理療法はある。と彼女は語る。

筋肉を引き裂かれたり、骨折するようなことは日常茶飯事で、拷問を受けたほとんどの人は外的にも内的にも傷を負っている。

亡命者は殴られたり、吊るし上がられたり、せまい檻にいれられ、隔離され、食べ物も与えられず電気棒を突き刺されたりしている。

ダプチ刑務所に拘留されている者が多く、今でも二人はここにいる。

チベット人は40年前の民族蜂起以来、宗教的迫害に直面してきている。

チベットの国旗や、宗教的指導者であるダライラマの名前に触れることなどは、違法であり、平和的に異議を唱える者でさえ逮捕されている。

彼女はダラムサラにたどり着く亡命者達に心を痛めているが、彼らの強さと回復力には驚くものがあり、アムネスティの重要性を痛感した、と語る。

モーウッド女史はまた、1955年、オーストラリアのボランティア員と共に、スリランカで拷問に耐え忍んだ人々に取り組んでいた。

彼女は昨夜アムネスティインターナショナルのキャンドル週間の一環として、ワイタチコミュニティセンターで自らの経験を語った。

キャンドル週間は8月3日から10日まで行われる。その他の行事として、明日6時半デンタルスクールからオクタゴンまでの行進、土曜日3時にはダニーデン大学にてマイク・シングルのドキュメンタリー上映が行われる予定となっている。