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在豪のチベット人にサイバー攻撃

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(2011年4月7日 ディラン ウェルチ)

ウィルスがオーストラリアのチベット活動家数十人のインターネット接続とEメールアカウントを攻撃した。中国政府高官でチベット交渉担当、ジャー・チンリン氏が会談のためオーストラリアに訪れたのと時を同じくしている。

攻撃を受けた活動家の一人、ダライ・ラマ法王事務所のオーストラリア代表、ソナム・ラグポ氏は、中国政府当局の関与を疑っており、連邦警察にこの件を届け出た。

攻撃は、オーストラリアチベット協議会が、5日間の滞在予定で火曜日に到着したジャー氏とチベットの独立に関して話し合うため、ケビン・ラッド外相を招いた時に起きた。ラッド氏の事務所は昨夜、同氏がジャー氏とともにチベットを支えることを確認している。

オーストラリアのチベット人コミュニティ代表、ジグメ・ドルジ氏は、火曜日夜に誰かが同氏のメールアカウントに不正アクセスし、メーリングリストに名前のあった全員にメールを送っていたと話した。このメールはドルジ氏からと称し、海外滞在中で早急に金がいると要求していた。

このメールを受け取った数十人にその後、インターネットやメールアカウントに問題が起きている。

この不正アクセスが誰によるものか問われ、ドルジ氏は、中国だと言った。

「私がそう思うのは、世界中のチベット人が中国政府にとって問題だからだ」

カナダの調査論文は昨年、巨大で資金力に富んだサイバースパイ網を明らかにし、主にチベット亡命者のコミュニティを標的にしていた。


(翻訳:長沼)