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国連世界人権宣言77周年を記念し、チベット人が11か国とともに東京で記念集会を実施

2025年12月9日

チベット人が11か国とともに、東京で世界人権宣言77周年記念集会を行った。

2025年12月7日、東京: 在日チベット人コミュニティは、他の11か国の代表とともに、国連世界人権宣言77周年を記念して、東京の渋谷ウィメンズプラザ・ホールで大規模な集会を開き、平和行進(ピースマーチ)を行った。

当日は、まず中国大使館前で、参加者がチベット、東トルキスタン、および南モンゴルにおける自由を求め、政治的弾圧と文化的抹殺の中止を訴えるスローガンを掲げて、中国が行っていると報じられる人権侵害と宗教的・文化的表現の規制を非難する平和的なデモを行った。

集会の最初に、チベットハウス・ジャパン(チベット事務所)のタシ・ヤンゾム事務局長が参加者に挨拶し、支援に対する感謝を述べた。

タシ事務局長は、現在チベット国内の学校でチベット語が中国語に置き換えられるケースが激増していることと、百万人近いチベット人児童が家族と引き離されて植民地形式の寄宿学校で暮らしていることを指摘して、強い懸念を表明した。また2009年以降、チベット人が中国共産党の政策に反対して行った焼身抗議が157件に上ることに触れ、国際社会が抑圧されている人々と連帯することを強く求めるとともに、チベットはダライ・ラマ法王の理念に基づいて非暴力抵抗の姿勢を貫くことを改めて強調した。

タシ・ヤンゾム氏はまた、民主主義と人権を擁護する国々、特に日本に対して、抑圧に直面している人々の声を広める場を提供してくれたことに対する感謝の意を表した。

ミャンマー、カンボジア、ベラルーシ、台湾、東トルキスタン、南モンゴル、香港、中国本土、北朝鮮、ウクライナの代表は、それぞれの地域での政治的弾圧と人権侵害の体験を伝え合い、独裁政権下で暮らす人々の団結を呼びかけるとともに、暴力の終焉と自由の回復のための国際的な介入を訴えた。

在日チベット人コミュニティ(TCJ)代表のドルジェ・シオタ氏とスチューデント・フォー・フリー・チベット(SFTJ)代表のツェリン・ドルジェ氏が演説を行い、SFTJの金田太郎氏が進行役を務めた。

演説に続いて、約200人の参加者は、青山、表参道、渋谷を行進した。自由と民主主義を求める声が路上に響き渡り、群衆の頭上には様々な国旗が翻った。地元住人や観光客を含む何万人もの通行人が見守る中、参加者は人権侵害反対を叫び、世界的な関心を訴えた。

集会は平和のうちに終了し、世界中で正義、自由、人権が保護されることへの共通の希望が再確認された。

在ワシントンD.C. チベット事務所による報告

オリジナル記事


(翻訳:麻雪)