2025年9月29日

東京:中国の占領下にあるチベット人、南モンゴル人、ウイグル人に加え、中国民主派、台湾、香港の代表、そして日本の支援者らが委員会を結成し、10月1日の中華人民共和国建国76周年を前に、中国の占領と侵略の継続に抗議するデモ行進およびセミナーを9月28日に東京で開催した。
午前中、中国大使館前では抗議行進が行われ、参加者たちは歴史・言語・文化に対する弾圧と「中国化」政策をやめるよう中国政府に訴えるスローガンを掲げた。
午後には新宿区にある会議室でセミナーが開かれ、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所のアリヤ・ツェワン・ギャルポ代表が招かれ、1949年の中華人民共和国成立以降のチベットの歩みについて語った。アリヤ代表はこのセミナーへの参加に感謝を述べ、中国政府と中国共産党が華やかに建国を祝う一方で、チベット、南モンゴル、ウイグルの人々にとって、それは長期にわたる抑圧と専制の始まりだったと述べた。
さらに、チベットで進む植民地的寄宿制学校政策や、ダライ・ラマ法王を含む高僧の転生への干渉、中国による越境的な弾圧について言及し、今年ベトナムで亡くなったフンカル・リンポチェ師の不可解な死にも注意を喚起した。また、来場した中国人ゲストには、著書『Harnessing the Dragon’s Fume』(竜の煙を操る)の中国語版が配布された。
国際チベット・ネットワークのロブサン・ヤンツォ博士は、チベット高原の河川に次々と建設されるダムによる生態系の破壊と、その背後にある中国の覇権的政策について講演した。
南モンゴルおよびウイグル代表は、中国による占領の実態と、基本的人権および信教の自由を奪われている現状を訴えた。香港と中国民主派の代表は、中国共産党による弾圧的な政策と、中国における民主化の必要性を語った。台湾代表は、中国の軍事的威嚇が続くなかで、台湾人が常に中国共産党からの攻撃の恐怖にさらされている現状を述べた。
最後に、司会を務めた自由インド太平洋連盟の佐藤誉司氏が登壇し、登壇者と聴衆に感謝を述べ、戦争と暴力のない世界への希望と祈りをもってセミナーを締めくくった。
——ダライ・ラマ法王日本代表部事務所による報告








(翻訳者:Yuki)