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中国人弁護士、チベットの「真の自治権」支持を語る

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(2008年11月11日 Tibet.Net )

(インド・ダラムサラ)人権保護への努力で知られる、ある中国人法律家は、ダライ・ラマ法王の、チベットの純正な自治権への呼びかけと、中国人・チベット人の間の相互利益と友好をもたらそうとする長年の未来像をこれまでに強く支持してきている。

北京を拠点とする弁護士ジュウ・ジウフー氏は、彼の依頼人であり分離活動誘発の疑いで11月5日に成都で有罪を宣告された中国人作家チェン・ダオジュン氏の弁護をしつつ、チベットの真の自治権への支持を表明した、とBuxon Newsが伝えた。

表明の中で、ジュウ・ジウフーは今年の3月28日にダライ・ラマ法王が中国指導部と中国人民に宛てて発表した声明を強く支持した。
「ダライ・ラマ法王は明確に、チベットの中国からの分離ではなく、中華人民共和国の枠組みの中での、チベットの有意義な地方自治権を望んでいる」

ジウフー氏は、はダライ・ラマ法王のチベット仏教の本質の保護し、チベット語とチベット人独自のアイデンティティーの保存、そしてアジアの主要な水源であるチベットの生態系保護への懸念を弁護し、これらの目標は、中華人民共和国憲法に収められている有意義で正当な自治権をチベット人に供給してのみ実現されると述べた。

また、ダライ・ラマ法王の、チベットの有意義で純正な自治権への訴えは、中国憲法およびトウ小平の全ての少数民族に真の地方民族自治権をあたえるという方針に基づくものであると述べた。

ジウフー氏は、今年3月のチベットでの平和的デモから、ダライ・ラマ法王に対して根拠の無い非難を続けている中国政府を厳しく批判しつつ、世界各国の政府を含む国際社会は、幅広くダライ・ラマ法王がチベットの真の自治権を求めている事を支持していると言及した。

中国の反体制作家のジャオ・ダードン氏は、ジュウ氏のやる気と、公然とダライ・ラマ法王の立場を弁護する勇気を讃えた。
これに先立ち、中国の知識人や弁護士らも、同様のチベットの有意義で純正な自治権の支持への見方を表明し、中国政府に実りある対話で問題を解決するよう求めた。

ジュウ・ジウフー弁護士は人権保護の活動で広く知られている。2005年には山西省北部での油田訴訟でガオ・ジューシェンを弁護し、5年間にわたって不法投獄されている。