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中国人学生、ダライ・ラマ訪問で退学に

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2009年7月8日 Phayul.com

中国人大学院生 劉健永さんは4月、米国への旅行中、ダライ・ラマをはじめとする、中国政権の嫌う著名人たちと会見し、その後退学となった。

四川省社会科学院哲学科の学生、劉さん(31)は、国際的作家協会である国際ペンクラブの招待で、中国支部メンバーとして米国を訪問していた。

劉さんによれば、学校側は、退学処分が地域の国家安全部門の圧力を受けての政治的判断であったことを認めたという。学校当局は、自主退学するよう劉さんを説得し、これに失敗すると、「無断欠席」を理由に退学処分にした。劉さんは、中国を出発する前に休暇を得ていたという。

Duowei.comの電話インタビューで劉さんは、上位機関に訴え、政府とも法廷で争う構えだと語った。「私のような哲学科の学生が海外の政界人と接触することが、なぜいけないのか理解できません。帰国後、会見について記事を発表したわけでもありません」。劉さんはまた、中国国内での自身の安全を懸念していると語った。

劉さんは大学卒業後、いくつかのメディア機関に勤め、頻繁に政治批判を発表していた。2007年、四川省社会科学院に入学。同年、中国共産主義政権から反体制組織と見なされている独立中国ペンクラブに入会した。


(翻訳:熊谷惠雲)