2025年1月31日

東京:1月30日、世田谷学園前校長の林秀穎(はやし・しゅうえい)師が、校長、教職員、生徒代表とともにチベットハウス・ジャパンを訪れ、マグニチュード7.1の大地震で被災したチベットの人々への連帯を表明した。林秀穎師は震災への哀悼の意を表し、被災地で苦しむ人々の回復と、一日も早い事態の収束を祈った。
世田谷学園の生徒たちは、チベットのために募金活動を行い、学校の教職員とともにチベットハウスを訪れ、集まった義援金を届けた。生徒代表は、「これは、チベットの地震で被災したチベットの人々への連帯を示すために集めた義援金です。」と述べた。
ダライ・ラマ法王日本代表部事務所代表のアリヤ・ツェワン・ギャルポ博士は、代表団のチベットハウスの訪問と、チベットの人々のために募金活動を行った、生徒たちの思いやりのある行為に謝意を表した。また、アリヤ代表は、この地震は中国共産党政権による横暴なダム建設と採掘活動によるもので、人災であり自然災害ではないと述べた。
学校側の要請を受け、アリヤ代表はチベットの歴史、中国の占領、現在の状況、そして今後の方向性について説明した。また、SEEラーニング(社会的、情緒的、倫理的学習)の概念についても話した。
ダライ・ラマ法王はこれまでに3度世田谷学園を訪れ、教職員や生徒たちに教えを説いている。
–ダライ・ラマ法王日本代表部事務による報告


(翻訳:かおり)