2025年7月14日
岐阜県:本州・東海地域のモンゴル人、日本人、およびチベット人のコミュニティが、風光明媚な岐阜の高原のミニモンゴルキャンプ場に集まり、ダライ・ラマ法王の90歳の誕生日を祝って祈りを捧げ、文化交流を行い、祝賀のダンスを披露し、宴を催した。
祝賀行事では、まず聖なる薬草を焚いて神々に奉納するサンソルという儀式が行われ、ダライ・ラマ法王の健康と長寿を願う祈祷が捧げられた。三つのコミュニティのメンバーは誕生日を祝う歌を歌い、バースデーケーキを囲んだ。
スチューデント・フォー・フリー・チベット・ジャパン(SFTJ)代表のツェリン・ドルジェ氏が参加者を歓迎し、この記念すべきひと時を共に分かち合うためにキャンプに足を運んでくれたことに感謝を述べた。そして、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所の代表であるアリヤ・ツェワン・ギャルポ博士からのメッセージを読み上げた。
アリヤ代表は、参加者へのメッセージの中で、チベットとモンゴルの間の歴史的、宗教的、文化的な関係を解説した。アリヤ代表は、中国共産党政権によって歪曲され、書き変えられてしまった互いの歴史を学ぶことを提言した。そしてダライ・ラマ制度とジェプツンダンパ制度は、世界平和と繁栄の強固な基盤として重要であると説明した。
静岡大学の楊海英(ようかいえい)教授と南モンゴルクリルタイ代表のオルホノド・ダイチン氏は参加者に挨拶し、チベットとモンゴルの間の長い歴史と友好関係について語った。また、チベット仏教と文化について語り合い、この二つのコミュニティの間の神聖な宗教的・文化的つながりを守り続けていくことを聴衆に求めた。
モンゴル人コミュニティのメンバーは、チベットと日本の友人とともにダライ・ラマ法王の誕生日を祝うことができる感激と感謝を表明し、この特別な祝賀行事に参加することへの喜びを語った。祝宴は夜遅くまで続き、ゴルシェと呼ばれるチベットのサークルダンスが行われ、カラオケでチベット、モンゴル、日本の歌が響いた。
参加者は、モンゴル人コミュニティが用意してくれたモンゴルのテント「ゲル」で、モンゴル風のおもてなしと雰囲気を堪能した。
–ダライ・ラマ法王日本代表部事務所による報告




(翻訳:麻雪)