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ペルーで開催中の国連気候変動会議(COP20)にチベット人代表が出席

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(2014年12月6日)

 

ペルー、リマ:ペルーの首都リマで開催中の国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)に、チベット人の代表として、チベット政策研究所の環境研究員ザムラ・テンパ・ギャルツェン氏とチベット女性連合の環境活動家ドルジェ・キ氏が出席している。

この環境会議はUNFCCC(国連気候変動枠組み条約締約国会議)およびペルー政府の主催によるもので、12月1日から12日まで開催される。およそ190カ国から政府の代表者、研究家、活動家、科学者など1000名以上が集い、協議を行う。

チベット人の代表として参加中の両氏は、2009年にデンマークのコペンハーゲンで開催されたCOP15、2011年に南アフリカのダーバンで開催されたCOP17、2012年にカタールのドーハで開催されたCOP18、2012年にブラジルで開催された地球サミット2012(リオ+20)、2013年にポーランドのワルシャワで開催されたCOP19にも参加している。

両氏は今回の会議において、チベット地域の気候変動がもたらす影響、チベット人遊牧民の強制移住による影響、チベットを水源とする河川のダム建設および環境汚染による影響、中国がチベットで進める破壊的採掘の影響、チベット高原の環境が及ぼす地球規模の影響など社会・環境問題を提起していく予定。

 

COPは国連が主催する最大の環境会議で、とりわけ気候変動による将来の影響を最小限にくい止める方法の模索に取り組んでいる。来年、パリで開催されるCOP21では、最重要とされる複数の協定が結ばれることになっている。


(翻訳:小池 美和)