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チベット人作家グドゥップ、ナクチュで焼身自殺:チベットからのレポート

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(2012年10月4日)

【ダラムサラ】チベットからの報告によると、4日、東チベット、ナクチュのディル郡で、チベット人作家が焼身自殺を図ったとのこと。この事件で、チベットでの焼身自殺は53件に達し、そのうち43人が死亡している。

グドゥップ(43)は、ナクチュの町で午前10時ごろ焼身自殺を図り死亡した。中国の警察は、焼けたグドゥップの遺体を家族に引き渡さず、現場からすぐに運び去ったと報告されている。

炎に包まれながら、「チベットに自由はない。ダライラマ法王をチベットへ帰還させよ」とスローガンを掲げたという。

焼身自殺の前には、彼のQQアカウントに「チベット人すべてが連携し、チベットの自由を勝ち取るために決してあきらめない」よう要請するメッセージを残したとされている。

「インド、ダラムサラのシャラブ・ギャツェル・ロブリン学校で学んだグドゥップは、2005年に学業を終えて生まれ故郷に戻り、自らを「གངས་ཁྲོད་ཀྱི་ན་གཞོན་(雪の王国の若者)というペンネームの多作な作家」だと称していた。チベット問題の政治的な展開に強い関心を持っており、普段からチベットの歴史書をよく読んでいる」とチベット・エクスプレスは地元の消息筋からの情報を伝えている。


(翻訳:パドマサマディ)