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ダライ・ラマ語る 「中国は、話し合いに対し前向きなシグナルを送った」

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(2002年10月28日 プレス・トラスト・オブ・インディア)

10月28日、チベットの指導者ダライ・ラマは、中国から対話を通してチベット問題解決への前向きなシグナルを受け取ったと語った。

「我々は、9月に行われた話し合い(9月のチベット亡命政権使節団のチベット入り)で中国側からいくつかの前向きな姿勢を受け取った。これは良い始まりだ」とチベットの精神的指導者ダライ・ラマは答えた。
インタビューは高さ約56Mの世界で最も高いストゥーパ(仏舎利などの聖物を収めた塔。塔婆)の落成式後に行われた。

—対話について—
ダライ・ラマ「私はチベット問題について中国と対話に臨む用意ができており、チベット人は非暴力主義を通して『真の自治』に向けた目標に到達するため努力を続けている」

—チベットの「真の自治」について—
ダライ・ラマ「チベットの教育、文化や精神性、そして環境の保護をチベット人が管理することを望む。我々は、それらの分野では、チベットの言語と文化を理解できない中国人よりうまくできるはずだ。北京政府はチベットの防衛と外交問題に関して継続して掌握できる」

—チベット問題を解決するためにどれくらいの時間が必要かー
ダライ・ラマ「それに答えるのは大変難しい。たぶん、数ヵ月後だろうし、数年後かもしれない。中国の共産党政府は、前ソ連政権を含んだ世界の制度でも最も厳しいものである。しかし、チベットに対する中国人の考え方に変化がいくらかでており、中国人はチベットに対して次第に共感を持ち出している。また今では、多くの中国人が仏教を修行している」