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ダライ・ラマ法王、チェコ首相と会見

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(2008年12月1日 Phatyl.com )

プラハ: 11月30日夕方、ダライ・ラマ法王とチェコ首相ミレク・トポラーネク氏(Mirek Topolanek )は首相官邸に於いて会見しました。チェコ首相は、官邸の玄関にて法王をお迎えし、二人の主導者は1時間以上にわたり会見しました。会見でダライ・ラマ法王は、チベットの現状についてチェコ首相にご説明されました。首相は法王のチェコ訪問を歓迎し、チベット問題に対して懸念を表明しました。

会見に先立ち、この日の午後ダライ・ラマ法王は約3,000人の聴衆に対し、幸福の基礎的要素である「慈しみの心」について講演されました。この講演のチケットは11月中旬に発売され、2日以内に売り切れとなりました。 講演は2つのウェブサイトにてライブ放送されましたが、過重負荷によりクラッシュが生じる事態になりました。

法王は、他者に対する慈しみと寛大な姿勢は、内面の平安に到達するために大切な能力であると説かれました。また、共感と慈しみは気候変動などの世界的な問題を解決するのにも重要な役割を担うと述べられました。

午前中には、国際的に活躍するスイス生まれの写真家ミッシェル・コント氏がダライ・ラマ法王にインタビューをしました。 コント氏は1986年にチベットを訪問し、その後2008年6月にはダラムサラを訪問。コント氏の新たなプロジェクトとして、ダラムサラ近郊に新しい医学校を設立するために、チベット医学暦法研究所に対してどのような支援ができるか相談をしています。

コント氏のインタビューの後は、北京オリンピックのメダリストであるイタリア人フェンシング選手、マルゲリータ・グランバッシさんがダライ・ラマ法王にフェンシングのマスクをプレゼントしました。グランバッシ選手は「北京で防具として私を守ってくれたこのマスクが、法王がチベットの皆様をお守りするのにも役立ちますように」と挨拶しました。

法王はハンガリーやオーストリアから来たチベット人達にもお会いになりました。チベット支援グループのメンバーは法王との集合写真撮影を行いました。法王は、チベットは困難な時期に直面しており、皆の援助が必要だとおっしゃり、またメンバーの支援に対して感謝の意を表明されました。