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ダライ・ラマ法王、ウィスコンシン州マディソンに招かれる

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(2008年7月19日 Tibet.net 

(マディソン)ニューヨークで1日間のプログラムを無事終えられたダライ・ラマ法王は金曜日の朝、ウィスコンシン州マディソンに到着した。 Phayul.comによると、法王はマディソン空港で、ウィスコンシン州上院議長フレッド・リッサー氏、ディア公園仏教センターのセンター長ゲシェ・ルンドゥップ・ソパ氏、北アメリカチベット協会コーディネータのタシ・ナムギャル氏、ウィスコンシンチベット協会会長ロブサン・テンジン氏を含む多くの関係者に出迎えられた。

また、大勢のチベット人が伝統的な衣装をまとい、ディア公園で法王との対面を待ちわびていた。雪の獅子のコスチュームを身にまとったチベット人演劇家らによる伝統的な演劇が披露され、皆で伝統的な祭典の雰囲気を楽しんだ。その後、法王は寺院職員に先導され、金色の傘をかざされながら寺院の中へ入られた。

法王は土曜日の朝、ディア公園仏教センターに新しく建設された寺院の地鎮祭を、そして夕方にはアリアント・エナジー・センター・コリシアムにてパブリックスピーチを行うことになっている。

ダライ・ラマ法王の5日間のマディソン訪問の中で最も重要な行事は、7月24日に行われる無量長寿仏祈願法要だ。この法要は北アメリカチベット協会(NATA)とディア公園センターのゲシェ・ルンドゥップ氏によって催される。

日曜日から、法王はシャンティーヴァによる「入菩薩行論」とカマラシラ( Kamalashila)による「修習次第中論」(gomrim barpa)についてアリアント・エナジー・センター・コリシアムで4日間にわたり説教される。

Phayul.comによると、木曜日は朝からおよそ6000人も聴衆が、釈迦の説かれた「四聖諦」について語るダライ・ラマ法王の説教を聞こうとニューヨークのレイディオ・シティ・ミュージック・ホールに詰めかけた。

ダライ・ラマ法王は、独自の伝統や文化を守るための努力の重要さを強調しながらも、外の世界への扉を閉ざすことは間違っているとし、また。私たちは伝統的な価値観と現代の教育両方を持ち備えた21世紀の仏教徒になることを目指すべき、と述べた。

法王はヒマラヤ地域の人々が仏教伝統にみせる“心からの関心”に感謝し、また、彼らの釈迦、戒律、そして仏教の伝統に対する揺るぎない信仰を褒め讃えた。

ニューヨークにあるヒマラヤン・ブディスト・コミュニティーはチュム(Chum)、ドルポ(Dolpo)、ギャルスンド(Gyalsumdo)、マナン(Manang)、ヌプリ(Nupri)、ムスタン(Mustang)、シェルパ(Sherpa)、タマン(Tamang)、タカリ(Thakali)、ワルン(Walung)、ヨルモ(Yolmo)といった民族の人々で構成されている。これらの人々は皆今日のネパールに住んでおり、チベット人とは宗教的にも文化的にも強い繋がりを持っている。法王はネパールの人々をチベット人の”双子の兄妹姉妹”と呼んだ。

マディソン空港にて
ウィスコンシン・チベット文化学校の生徒たちと