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ダライ・ラマ法王、インドで初のチベット大学の除幕へ

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(2009年2月17日 Phayul.com )

インドで初のチベット大学「ダライ・ラマ高等教育大学」がIT都市バンガロール近郊に開校

(ダラムサラ)亡命中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ法王は16日、亡命チベット人社会がインドに創立する初めてのチベット大学の除幕式を執り行ない、大学名を明らかにした。

「ダライ・ラマ高等教育大学」と命名された同大学は「チベット子ども村」が創立。インド南部、バンガロール市内から27キロ離れたマイソールロード沿いに位置する。

16日の式典には、周辺のチベット人居住区から集まったチベット人をはじめ、バンガロールで学ぶ300名のブータン人の学生など3000名が参加した。

ダライ・ラマ法王は式辞のなかで、南インドにおけるチベット人居住区とチベットの文化や仏教を学ぶための教育機関の創立を支援してきたカルナタカ州に対し、感謝の念を表明した。

ダライ・ラマ法王は、仏陀の教えの基礎はチベット人とブータン人の精神性における類似性を学ぶことからはじまると語り、とくにブータン人の学生に向けて仏教の勉強に励むよう激励した。

この式典には、カルナタカ州の前高等教育大臣であるパラメシュワール博士、南インドのチベット人居留区の代表を務めるクンガ・ドルジェ氏をはじめ、教育機関関連の役人が参列した。

パラメシュワール博士は、インドで初めてのチベット大学を創立したチベット子ども村の開拓者精神を称え、「ここで築きあげられるアカデミックなカリキュラムが、ゆくゆくはチベット本土の教育機関においても実施される日が来ることを願いたい」と期待を込めて語った。


(翻訳:小池美和)