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ゴンジョ県チョーギャル僧院のトゥルク・パルデン・ワンギャル座主、長期にわたる拷問の末に獄中死

2025年9月4日

拷問の末に獄中死したトゥルク・パルデン・ワンギャル座主

ダラムサラ発:信頼できる情報筋によると、チベット東部ゴンジョ県(中国語:貢覚県)のボトゥ(འབོ་སྟོད་གྲོང་)、ガルダプ(སྒར་འདབ་གྲོང་)、ニャグレ(ཉག་ལེ་གྲོང་)、シュンコル(གཞུང་སྐོར་གྲོང་)各村にあるチョーギャル僧院の座主、トゥルク・パルデン・ワンギャル師が、長期にわたる拘束と拷問の末、獄中で死亡した。53歳だった。

トゥルク・パルデン・ワンギャル師は、地域のチベット人社会の福祉に深く献身していた。チベット文化の保護を積極的に訴え、チベット人としてのアイデンティティへの忠誠を推進し、また内部の争いを思いとどまらせることで団結の重要性を説いていた。しかし、その尊敬される地位と教えは中国当局の疑念を招き、結果として強制的に逮捕され、7~8年にわたって投獄された。

当初はゴンジョ県の刑務所に収監されたが、その後チャムド(中国語:昌都)、ラサに移送され、より過酷な環境と絶え間ない拷問にさらされた。中国当局は釈放を求める複数の訴えにも応じず、外部との一切の接触を厳しく禁じた。

2025年には甘粛省へ移送され、絶え間ない拷問にさらされ続け、7月19日、拘束下で死亡した。その死は関係する僧院に深い悲しみをもたらしている。

この報告は、チベットにおいて信教の自由、移動の自由、言論の自由が依然として存在しないことを浮き彫りにしている。中国政府はチベット人に対する厳格で組織的な弾圧を引き続き行っているのだ。

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                             (翻訳:YK)