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グリーンランドとチベットの対戦

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2001年5月1日
インディペンデントUK

デンマーク

コペンハーゲン郊外の競技場は、6月30日非公式の親善試合でグリーンランドとチベットが対戦するという、国際サッカー戦の中でも非常に珍しい試合を主催することになるだろう。

約1年間この対戦の準備を進めてきたデンマーク人のマイケル・ナイブランツは20人のチベット亡命者によるチームをコーチしている。一方、前デンマークコーチ、セップ・ピオンテックはグリーンランドの指揮をとる。

グリーンランドもチベットもFIFA国際サッカー連盟の加盟国ではない。したがって、この試合は非公式の形をとる。しかし、昨年、グリーンランドは、UEFAヨーロッパサッカー協会連合への加盟申請を検討していると言明。

こういった状況の水面下では、中国が明らかにこの試合を阻止しようとしており、深刻な政治的駆け引きが繰り広げられている。デンマークフットボール協会は、この試合に関して、コペンハーゲンにある中国大使館から交渉があったことを認めた。

「私たちはFIFA規定に従属しています。ですからこの試合には何も関係がありません」と、サッカー協会事務局長ジム・ハンセンは語った。「私たちが、サッカー協会の承認を得て、この試合を主催することはないでしょう。中国サッカー協会はこのように試合が行われることを決して許可しないはずです」

他のヨーロッパ連合メンバー国と同じく、デンマークは正式にチベットを中国の一部として認めている。