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カンボジア国会議員、胡 錦濤国家主席にチベットとの対話を求める

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(2012年3月29日 CTA)

アムステルダム: カンボジア国会議員ソン・チャイ氏は、3月30日から4月2日にかけカンボジア訪問を予定している胡錦濤国家主席に対し、公開書簡にてチベット問題解決のための話し合いを求めた。

3月26日付の当書簡にてチャイ氏は「中国の組織ぐるみによるチベット人弾圧を無視する事はできない。チベット人は穏やかで平和を愛す人々であり、チベットの文化と生活様式を守れる程度の自治権のみを求めている。これは決して無理な要求では無い事は確かである。胡 錦濤国家主席、どうかあなたの権限でこれ以上の人権侵害に終止符を打って頂きたい。そして当問題解決のためにもチベット亡命政権と和解すべく、一日でも早くダライラマと話し合いを行ってほしい」と述べている。

当書簡ではチベットの現状について述べられている一方、カンボジアに影響を与える中国政策についても多くの懸念点も挙げている。「とりわけチベットにおける最近の状況は、多くのチベット人 を焼身自殺へおいこんでおり、その数は2009年2月以降で30名と確認されている。首席よ、これはチベットの苦境と宗教の自由について世界の注目を得るための彼らの最後のあがきである、この中にはまだ18歳の青年もいたのだ」

チャイ氏は、2010年9月2日、南インド・バイラクッペにあるセラ寺院で開かれたチベット民主改革50周年祭に参加した議員の一人である。


(翻訳:H.Fujita)