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オーストラリア民主党、 ダライ・ラマ法王の演説実施を推進

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2002年2月4日
キャンベラ(チベット・インフォメーション・オフィス)

オーストラリア・ニューサウスウェールズ州議会のヴィッキー・ボーン民主党上院議員は、両院協議会が外務省の助言に従って下した、国会議事堂の大講堂でのダライ・ラマ法王の演説を拒絶するという判断に対して驚きを表明している。ボーン議員は今日、上院議長に対し、ダライ・ラマ法王の演説実施を推進するよう、院内統括官としての行使を求める文書を提出した。

「ダライ・ラマは世界で最も尊敬、そして崇敬される精神的指導者の中の一人である。政府がオーストラリア国民に対し、ダライ・ラマの話を聞く機会を与えないように努めるということは全く信じられないことである。外務大臣によるこの行為が、チベットでの恐ろしい人権問題の記録を暴露するのを妨ぐことによって、中国政府をなだめるという意図ではないことを願う」と、ボーン上院議員は述べた。

ボーン上院議員は来週国会が再開された時、チベット人の苦境に対する明確な支援を表明した、以前の彼女のチベットに関する動議を提出する。

「遺憾ながら、私がチベットの人々と上院議会によるダライ・ラマへの支援を表明した発議承認の1998年以来、チベットの人々の長期に亘る苦しみの状況は改善されていない」と、ボーン上院議員は述べた。

ボーン上院議員はまた、両院協議会の統括官としての裁量で、上院議会によるチベット人への支援を議長が承認し、ダライ・ラマの演説を許可するよう発議する。

「両院協議会は、政府に干渉されることなく、独立した決定を行うことが可能でなければならないというのは、我が民主主義議会の長期に亘る伝統である。上院議長と下院議長は、院内統括官としてダライ・ラマ演説を推進させる権力を十分に持っている。」

「労働党が私の発議を検討する際、彼らが初期に示したチベットの人々に対する支援にしり込みしないよう願っている」ボーン上院議員はこのように締めくくった。