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オバマ‐ダライ・ラマ会談が「強いメッセージ」に:チベット亡命政権主席

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(2014年2月22日 CTA

[AFP]

ワシントン:バラク・オバマ大統領とダライ・ラマ法王の会談では、二人の指導者が人権問題を語り合うことで力強いメッセージを発したと、チベット亡命政権首相が金曜、ホワイトハウスでの会談の後に述べた。

「この会談により、チベット在住のチベット人に、自分たちの声が世界の最有力者にも届いたことで希望を感じられる大変強いメッセージを送った」と亡命政権ロブサン・センゲ主席がAFPに語った。

「オバマ大統領が法王猊下に敬意を表したことは、世界中に住む、特にチベット在住のチベット人にとって大きな意味を持つものだ」と主席は述べた。

センゲ主席はダライ・ラマ法王が政治的指導者の立場から退かれた後、2011年に主席に選出された。主席によると、オバマ大統領は精神的指導者である法王に中国支配下で暮らすチベット人の人権問題について尋ねたという。

ダライ・ラマ法王はオバマ大統領に対し、中国の中で平和的に自治権拡大を進める中道主義を実践していると述べられた。

中国は、1959年からインドで亡命生活を送り、ノーベル平和賞を受賞したダライ・ラマ法王は分離主義者であると非難し、オバマ大統領が法王と会談することに対して抗議した。サンゲ主席は中国の批判を事実ではないと述べ、「中国は法王猊下が分離主義者でないことをよくわかっているはずだ」と加えた。

「法王猊下はいつも、我々の活動は反中国ではないと仰っている。この会談もそういった流れで見るべきです。我々が求めるのは中国内での真の自治権の獲得なのですから」と述べた。

「私たちはチベット人に対する弾圧がなくなることを望んでいます。そうなれば中国からの分離は求めません。中国と中国政府の双方にとっても有益な提案だと思います。」


(翻訳:植林 秀美)