2025年9月25日

東京:ダライ・ラマ法王日本代表部事務所代表のアリヤ・ツェワン・ギャルポ博士は、国際チベット支援ネットワーク(ITN)のロブサン・ヤンツォ博士およびフリー・チベット・ジャパン(SFTJ)代表のツェリン・ドルジェ氏とともに、参議院議員会館にある、日本チベット国会議員連盟会長である山谷えり子氏の事務所を訪問した。同連盟の事務局長である山田宏議員も同席した。
アリヤ代表は、ロブサン・ヤンツォ博士とツェリン・ドルジェ氏を両議員に紹介し、和田有一朗衆議院議員が、第65回チベット民主化記念祝賀式典の主賓としてインドのダラムサラを訪問し、ダライ・ラマ法王に謁見した後、ペンパ・ツェリン主席大臣ならびに中央チベット政権(CTA)の指導部と懇談したことを報告した。
チベット民主化記念式典で読まれた山谷会長の力強い支援メッセージに対する、チベット亡命議会のケンポ・ソナム・テンフェル議長からの感謝状が、アリヤ代表から山谷会長に手渡された。議長は、東京宣言のフォローアップと、中国によるチベット弾圧、ならびにダライ・ラマ法王の転生問題への中国の介入に対する声明の発表を求めた。アリヤ代表は、チベット村計画と日本におけるチベット人の雇用機会について山谷会長に説明し、この件についての指導を仰いだ。
ロブサン・ヤンツォ博士は、中国による国境を越えた圧力、植民地的寄宿制学校政策の強引な推進、そしてチベットの宗教的事柄に対する介入について両議員に報告した。ヤンツォ博士は、中国がチベットに次々とダムを建設していること、チベットの生態系を破壊していることや近隣諸国への脅威についても語った。ツェリン・ドルジェ氏がヤンツォ博士の通訳を担当した。
山谷えり子会長と山田宏事務局長は、和田有一朗議員のダラムサラ訪問が有意義で実り多いものであったことを喜んだ。また中央チベット政権(CTA)の温かい配慮に感謝し、チベット人の自由と正義を求める戦いを引き続き支援していく意思を表明した。また、ダライ・ラマ法王が健康でおられるとの知らせを喜び、ダラムサラを訪問して法王に謁見したいとの意向を示した。
–チベットハウス・ジャパンによる報告



(翻訳:麻雪)