2025年10月30日

東京:2025年10月21日、故安倍晋三元首相の親しい友人であり、後継者でもある高市早苗氏が、日本で最初の女性首相に選出された。ダライ・ラマ法王14世、ペンパ・ツェリン主席大臣、中央チベット政権(CTA)のケンポ・ソナム・テンペル議長は、新たに選ばれた日本の首相に祝辞を贈った。
ダライ・ラマ法王日本代表部事務所代表のアリヤ・ツェワン・ギャルポ博士は、国会事務所内の日本チベット国会議員連盟会長・山谷えり子氏の事務所を訪問し、ダライ・ラマ法王とチベット指導部からのメッセージを手渡した。同連盟の事務局長を務める山田宏議員も同席した。
ダライ・ラマ法王は祝辞の中で、「日本で最初の女性首相が誕生されたことを喜ばしく思います。私は、女性はより思いやりがあって、他者の気持ちに敏感であると信じています。このことを最初に私に教えてくれたのは、愛する母でした。だから私は、女性指導者がもっと増えるならば、世界はより理解と平和に満ちた場所になると確信しているのです」 と述べている。
ペンパ・ツェリン主席大臣とケンポ・ソナム・テンペル議長は新首相に祝意を表し、チベット問題に対するあらゆる支援と共感について日本国民と日本政府に感謝を伝えるとともに、 日本が今後も新首相のリーダーシップのもとで繁栄し、世界の平和と安定を促進する上で主導的な役割を果たしていくことを期待していると述べた。
アリヤ代表は、山谷会長と山田事務局長に、最近中国共産党が寺院や一般家庭からダライ・ラマ法王の写真を押収するために、家宅捜索と弾圧を強化していることを報告した。また、チベットの植民地的寄宿制学校についての新たな調査報告と、寄宿学校の児童と保護者が直面している困難な状況についても説明した。
山谷会長と山田事務局長は、ダライ・ラマ法王とチベット指導部からの祝辞に心からの感謝を述べ、これらの書簡をできるだけ早く高市早苗首相に届けることを約束した。そして、ダライ・ラマ法王とチベットの人々への変わらぬ支援と連帯を表明した。
–ダライ・ラマ法王日本代表部事務所による報告

(翻訳:麻雪)





