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アリヤ・ツェワン・ギャルポ代表 東京で開催されたモンゴル会議に参加

2025年10月10日

講演するアリヤ代表

東京:内モンゴル人民党、南モンゴルクリルタイ(クリルタイはモンゴル語で「集会」)、世界モンゴル人連盟は、10月1日に内モンゴル人民党(Inner Mongolian People’s Party)創立100周年を記念する国際会議を開催し、10月9日には議員会館にて「南モンゴルの自由・独立運動の歴史と展望」を議論する国際フォーラムを共催した。

本会議の目的は、中華人民共和国建国76周年に際し、祖国に対する中国占領に抗議するとともに、南モンゴル人民の自由と独立の権利を主張することであった。

会議には、南モンゴル支援議員連盟のメンバー、国際支援者、学者、人権擁護活動家、日本人支援者が集まった。国内外のモンゴル人は結束と連帯を示すために伝統衣装を身にまとい、二日間にわたる会議に参加した。チベット、ウイグル、香港、台湾のコミュニティ代表者も出席し、会議で発言した。

ツァヒャー・エルベグドルジ・元モンゴル大統領は第1回会議に出席し、国家元首としての自身の経験を踏まえ、モンゴルと南モンゴルが同じ歴史・言語・文化を共有する同一の民族であることを聴衆に説明した。「世界中の1200万人のモンゴル人は1200万人のチンギス・ハンである」と述べ、皆が自らの歴史と宗教文化に誇りを持つべきだと語った。

「南モンゴルを支援する議員連盟」の会長であり、日本初の女性首相となる見込みの高市早苗総裁は、「南モンゴルの全ての人々の自由と幸福への道が開かれ、明るい未来へとつながることを願い、我々の議員連盟のメンバーは引き続き皆様と共に活動してまいります」と、南モンゴルの人々の願いを応援するメッセージを発信した。

会議にはさまざまな政党から数名の日本の国会議員が参加し、南モンゴルの人々の自由と正義を求める闘争への連帯と支持を表明する演説を行った。

南モンゴルクリルタイのショプチュード・テムチレト議長と、内モンゴル人民党のケレイト・フビスガルト代表は、それぞれの会議で基調演説を行い、南モンゴル民族の長い歴史と闘争、そして南モンゴルの独立達成に向けた揺るぎない決意を語った。また、日本及び国際社会に対し、自らの大義を支援するよう要請した。

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所代表のアリヤ・ツェワン・ギャルポ博士は、両会議で講演し、1247年のゴダン・ハーン初期の時代からチベットのラマ僧サキャ・パンディタとの会談を経て、「僧侶と後援者」の関係が変容してきた経緯について述べ、モンゴルとチベットがいかに深い歴史的・宗教的・文化的関係を共有してきたかについて講演した。また、アリヤ博士は、中国共産党がチベット・南モンゴル・東トルキスタン占領を正当化するために歴史改竄を図っている現状を警告。モンゴル、アジア、世界平和の未来に向け、10歳のジェツンダンパ・フトゥクトゥに、適切な精神教育を施すことの重要性と必要性を訴えた。

二日目の会議では、学者、人権擁護活動家や、モンゴル、チベット、ウイグル、香港、台湾の代表者によるパネルディスカッションが行われ、南モンゴルの自由と独立の歴史と展望について議論した。

―ダライ・ラマ法王日本代表部事務所による報告

ツァヒャー・エルベグドルジ・元モンゴル大統領とトゴチョグ・エンフバト氏
南モンゴルクリルタイのショプチュード・テムチレト議長
内モンゴル人民党のケレイト・フビスガルト代表
南モンゴルを支援する議員連盟事務局次長の石橋林太郎氏
会議開催中
元国会議員・長尾敬氏
登壇者の集合写真
国会議員の塩入氏と登壇者

 

オリジナル記事


(翻訳:かおり)