2002年1月17日
デリー(SFT Students for a Free Tibet)
2002年1月17日、デリー大学内の音楽と美術学部内にあるシャンカラル・コンサートホールに、学内のカレッジから600人もの若き知識人達が集結し、SFTデリー支部旗揚げの祝典に参加したことは感銘深い出来事といえる。
出席者の構成としては、インド人学生が70パーセント、チベット人学生が30パーセントであり、そのうち、自発的にSFTデリー支部の活動メンバーに登録した学生は150人にのぼった。
主賓にはダライ・ラマ法王の代理者カスール・タシ・ワンディ氏が招かれた。特別ゲストとして、インドのサッカーチームのキャプテンで人気ストライカーのバイチュン・ブティア氏が出席した。他に主だったゲストとして、ジャーナリストでありチベット学者でもあるヴィジェイ・カランティ氏、チベット議会政策研究センター(TPPRC)の事務局長でチベット国民代議員のペンパ・ツェリン氏、フレンズ・オブ・チベットのマニ博士、ジャワハルラール・ネルー大学のセンティル・ラム博士などが出席した。
TPPRC主催による祝典の後に、ダラムサラのチベット人ロックバンド JJIイグザイル・ブラザーズによるコンサートが催された。まず、主賓が開会演説を行った後、SFTのスポークスマン ラジニ・ジョージ女史がSFTを紹介。そして、「チベット問題に関わるインドの役割」 についてヴィジェイ・カランティ氏が、「非暴力による闘争方法」についてセンティル・ラム博士がそれぞれ演説を行った。次に演説を行ったバイチュン・ブティア氏は、彼の尽力による社会的支援が大変有益な結果を生んだことに言及し、今後も一層の支援を継続していくと確約した。現在、トゥプテン・N・チャクリシャル氏、シヴァ・パタック氏、テンジン・チュイン氏が、22人の活動メンバーや草の根レベルのコーディネーターと共に、SFTデリー支部の先頭に立て活動していく。SFTは今後、デリー内のその他のカレッジにおいても同様のプログラムを開催する計画である。
※SFTとは、アメリカで発足した若者を中心としたチベット支援グループ