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EU(欧州連合) チベット使節団の訪中のニュースを歓迎


(2002年9月13日 Muzi.com)

(ブリュッセル)9月12日、EU(欧州連合)は、チベットの精神的指導者であるダライ・ラマの使節団が中国当局との会談のために北京へ出発したニュースを歓迎すると発表した。

現EU議長国のデンマークは、15の加盟国を代表する声明の中で、「EUは両者に対し、会談の開催について長年にわたって呼びかけてきた」と発表した。また、この声明では、「欧州連合は、今回の訪中が、中国政府とダライ・ラマとの直接会談への道を開き、チベット問題が平和的、永続的に解決することを希望する。欧州連合は、今回の訪中を多大な関心をもって見守るつもりである」ということが言明された。使節員であるロディ・ギャルツェン・ギャリとケルサン・ギャルツェンは9月9日に北京に到着したが、滞在中にチベットの首都ラサを訪問する予定である。

1989年にノーベル平和賞を受賞し、現在67歳になるダライ・ラマは、チベット人によって、仏教徒の歴代の王者の転生者として崇拝されている。ダライ・ラマは、祖国チベットが中国による共産党支配が9年間続いた後、1959年に中国に対する蜂起が失敗すると、国外へ亡命した。中国政府は長い間、ダライ・ラマを中国国家の統一を覆し、チベットにおける封建的な神権政治を復活することに傾倒している「分離主義者」として位置付けてきた。ダライ・ラマ自身は、祖国の純粋な自治権を獲得したいだけで、完全な独立を目指している訳ではないと表明している。

ダライ・ラマの兄による最近の訪中、著名なチベット人政治犯の解放、そして、間もなく起こるであろう中国共産党の指導者の交代は、中国政府の政策が軟化するのでは、という希望をもたらしている。