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タナク・ジグメ・サンポ、高血圧を患う

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2002年4月6日
ワシントンD.C. (ICT インターナショナル・キャンペーン・フォー・チベット)

2002年3月31日にラサで釈放されるまで、チベット人政治犯として最長の年月を奉仕したタナク・ジグメ・サンポは、高血圧を患っていると語った。

彼の釈放に伴って行われた、報道陣に向けた初めてのインタビューの中で、サンポは2002年4月5日、ラジオ・フリー・アジア(RFA)のチベッタン・サービスに対して、メン・ツィー・カン(伝統チベット医学協会)からの医師が彼の治療のために来ることを明らかにした。サンポは気分がすぐれないと述べた。

RAFはそのインタビューを4月6日の朝のプログラムで放送した。サンポは自身が73歳であると述べ(彼は76歳であると思われていた)、また、彼は1965年に最初に投獄されたと述べている。彼は1983年に再び逮捕され、15年の判決を言い渡された後、さらに5年、またそれにさらに加えて8年を求刑された。サンポは、合計32年の間を刑務所で過ごし、また5年を市民権と政治的権利を剥奪されて過ごしたことから、延べ37年を自由のないまま過ごしたと述べている。

サンポは彼自身の釈放の理由が定かではない様子であった。これはおそらく、中国人権力者達が彼に正確に知らせなかったためであろうと思われる。サンポはRFAに対して、彼にはまだ9年もの任期が残っていると伝えた(彼自身、釈放されたということを知らなかったということを暗示している)。

又、そのサンポの話し方は、誰かが電話の向こう側で、あるいは彼の住んでいる家の外で会話を監視していることを配慮しているように見えた。

彼の優先すべき事柄は、良い治療を受けることであるように見受けられた。