(2010年3月3日 Tibet.Net )
(台北)ダライ・ラマ法王のチベット仏教団体と中友好協会の台湾支部は、現在台湾の国立交通大学で、チベット問題に関連したプログラムを行っている。
2010年の2月24日に始まった同プログラムは、講義、セミナー、映画上映などを含む。
3月4日から行われるプログラムでは、ダライ・ラマ法王法王の代理であるダワ・ツェリン氏の講演が予定されている。この講演は「チベット中国間の関係」と題されており、台灣團結聯盟の書記長である錢達氏の参加も予定されている。
ダライ・ラマ法王のチベット宗教団体の書記長であるソナム・ドルジェ氏、チャイナセンターのベテラン学者である孔識仁氏の両氏は、基調講演を行う。講演は「チベット自治区とチベット人の結束力」と題されている。
台湾チベット交流協会の先の代表である翁仕杰(ス・ジェイ)氏は、「仏教の起源と中国チベットへの流布の経緯」についての講演が予定されている。
3月24日、国立交通大学の教授である潘美玲氏と、台湾のチベット青年会のタシ・ツェリン氏は「亡命先インドにおけるチベット人の生存と生活手段」について講演を行う。
国立交通大学は、台湾一流の大学であり、特に、コンピューター技術、社会科学、電気工学の分野における研究と教育で有名である。同大学は、台湾で最も古い大学である。1896年に上海で創立され、先の教授陣と卒業生によって1958年に台湾へと移された。
(翻訳:カミーユ綾香)