2024年8月22日
ダラムサラ:米国のチベット問題担当特別調整官ウズラ・ゼヤ国務次官は、大統領特別補佐官兼国家安全保障会議(民主主義と人権担当)のケリー・ラズークディレクターとともに、ダライ・ラマ法王が米国を出発する数日前の2024年8月21日、法王に特別謁見した。
米国国務省の公式ウェブサイトによると、民間安全保障、民主主義、人権担当国務次官も兼務するチベット問題担当米国特別調整官は、謁見中に法王の健康を願うバイデン大統領のメッセージを伝え、チベット人の人権を推進し、チベット人の独特な歴史、言語、文化、宗教的遺産を保護する取り組みを支援するという米国の約束を再確認した。
国務省のメディア・ノートではさらに、ゼヤ次官がダライ・ラマ法王の非暴力と慈悲精神の追求に対する生涯にわたる献身に称賛を表明し、チベット文化の保護、チベット国内での人権侵害に対処する米国の継続的な取り組み、中国と法王およびその代表者との対話再開への支持について話し合ったとされている。
法王は8月22日にUBSアリーナ(米国NY州)で長寿祈願式典に出席し、その後スイスのチューリッヒに向けて出発し、そこで8月25日に再び長寿祈願式典が予定されている。
(翻訳:ヤーマ・キリーク)