2022年版カレンダーについて |
今年もメン・ツィ・カン(チベット医学暦法研究所)発行のカレンダーを頒布いたします。
西暦2022年は、チベット暦で2149年、水と寅の年(Water-Tiger Year)になります。
ダライ・ラマ14世は、時代の要請として、仏教徒に対し、単に信仰を持つだけではなく教典を学ぶことを勧めており理性と論理を持って学ぶことの重要性を喚起しています。仏陀は、最初に仏法を説いた際に、「金細工師が金の真贋を確かめるために、燃いたり、切ったり、磨いたりしてみるように、自分の教えも吟味・精査する必要性がある」ということを強調されました。このように吟味・精査されてきた仏法は、現在、仏教徒だけでなく、科学者たちからも高く評価されています。
ダライ・ラマ法王は、仏陀と学僧に感謝し、教義を持続させ、仏教の教えを紹介し、特にチベット仏教が不朽のナーランダの伝統の系譜にあることを示すために、『三信心を明らかにするナーランダー僧院の十七人の成就者たちへの祈願文』を作り、このタンカ(仏画)の制作を祝福されました。
ダライ・ラマ法王のすべての誓願、とりわけ、古代ナーランダの伝統を復活させるという最新の願いが達成されることを願い、メン・ツィ・カン天文部は、今年のカレンダーにこのタンカを掲載します。
この暦に(YA)(Zha)(LA)(NYA)と書かれた日があります。これらの日には大切な行事を行うことは好ましくないとされています。チベット人は、良いことを行う際、できるだけこれらの日を避けます。
(SA)はソージョンの日で、僧侶たちの懺悔の日を表し、毎月15日、寺院に僧侶たちは集ります。