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トゥルク・テンジン・デレク解放を呼びかけるために ゲシェー・ロプサン・テンパ、スコットランド国会へ

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(2004年11月30日 エジンバラ・イブニングニュース)

チベット・カンゼの尊敬を受ける高僧テンジン・デレク・リンポチェ(トゥルク・テンジン・デレクの尊称)の処刑をストップするキャンペーンは、11月30日、スコットランド議会にもやってきた。スコットランド議会のチベット支援の議員連盟(以下、スコットランド議連)は、チベットから亡命した僧ゲシェー・ロプサン・テンパ(以下、ゲシェー)を迎えた。ゲシェーは、テンジン・デレク・リンポチェを救う国際的なキャンペーンの一環として英国を訪れている。

テンジン・デレク・リンポチェは、2002年4月に中国四川省で起きた一連の爆破事件に関与していると告発を受けた。唯一の証拠というのは、共に告発を受けた侍従のロプサン・トントゥプの拷問によって強要され捏造された自白だった。

11月30日のゲシェーの訪問は、今年始めのダライ・ラマのスコットランド公式訪問に続くもので、スコットランド議連主催のプログラムも含まれている。

スコットランド議連のクリス・バランス議員は次のように語った。
「スコットランド議会に、ゲシェー・ロプサン・テンパをお迎えすることができて、とても嬉しく思う。中国の圧制の中、政治上の自由が否定されているチベット人、彼らが抱える問題を解決へと進めていくためには、我々のこの民主的なスコットランド議会の綱領を用いることは絶対に必要不可欠なことである。ゲシェーご自身の体験も非常に辛い内容のものだが、ゲシェーは、友人でもあり師でもあるテンジン・デレク・リンポチェのお話をなさるためにスコットランドにいらした。テンジン・デレク・リンポチェは、居住地カンゼ地方で中国の干渉に同意しなかったというただそれだけで、死刑執行の危険にさらされている」

ゲシェー・ロプサン・テンパは、2000年にテンジン・デレク・リンポチェを訪問しようとした時に、中国当局に拘留され、尋問、さらに拷問を受けた。それから、チベットを逃れ、米国に亡命した。