2025年8月4日
東京:チベットハウス・ジャパンは、8月2日よりチベット語講座を開講し、参加者は、北は北海道、南は沖縄まで、日本各地から集まりました。猛暑のため、東京圏在住の受講生もオンラインで参加しました。
開講にあたり、チベットハウス・ジャパンの代表であるアリヤ・ツェワン・ギャルポ博士は、受講生を歓迎し、チベット語とチベット文化への関心に感謝の意を表しました。アリヤ代表は、「チベット語を学ぶことで、チベットの精神文化により深く触れることができ、チベットやチベット人についての理解が深まるでしょう」と語り、チベット文化には、自分自身だけでなく、他者に対しても愛と慈悲を育む大きな可能性を秘めていると述べました。
また、チベット語の豊かさについての説明の中で、世界三大長編叙事詩として、インドの『マハーバーラタ』、日本の『源氏物語』、そしてチベットの『リン・ケサル王伝』を挙げ、中でもケサル王伝は、最長の叙事詩とされていることを紹介しました。
この講座は、大学生や高校生は無料で参加でき、会話・読み書きの授業のほか、チベットの歴史・宗教・文化・瞑想法についての講話もカリキュラムに含まれています。出席率が75%以上の受講生には修了証が授与されます。
チベット語の会話、読み書きの授業は、チベットハウス・ジャパンのタシ・ヤンゾム事務局長と経理担当のツェラ氏が、指定された教科書に基づいて指導します。
— ダライ・ラマ法王日本代表部事務所による報告
(翻訳:中山直子)