2025年3月21日
ブリュッセル：ブリュッセルのチベット事務所は、「チベットの日」と題したキャンペーンを欧州議会で開始し、チベット蜂起66周年を記念した。
この取り組みでは、ストラスブール（フランス）での本会議中に欧州議会議員（MEP）に対し、特別にデザインされたピンバッジを着用するよう呼びかけた。このピンバッジは、ヨーロッパとチベットの両方の旗を象徴しており、チベット人とその平和的な自由闘争への支持を示している。
議員たちは、チベット民族蜂起記念日の意義と、それがチベット人や世界中の支持者にとって重要である理由について説明を受けた。
このキャンペーンは、チベットが直面している継続的な課題への認識を高め、この地域の人権状況に対する国際的な関心を呼びかけることを目的としている。
さらに、このキャンペーンは、中国の抑圧政策に抗議して焼身抗議を行った157人のチベット人の苦境を浮き彫りにし、チベット内の自由とダライ・ラマ法王の帰還を求める声を強調することも目的としている。
欧州議会の反応は圧倒的に好意的であり、多くの欧州議会議員が誇らしげにピンバッジを身につけ、チベットへの連帯と支援の明確なメッセージを発信した。
これは単なる象徴的な行動にとどまらず、欧州議会議員にとって、欧州連合（EU）の価値観の中心である人権、民主主義、そして自由の原則という欧州連合の価値観に対する取り組みを強化する機会でもあった。チベットへの連帯を示すことにより、欧州議会はEUの枠を超えて抑圧された人々の権利を擁護する役割を強調した。
多くの欧州議会議員（MEP）がソーシャルメディアで支持を表明した。
- ブルーノ・トバック議員（Facebook）
「3月10日と12日のチベット蜂起の日とチベット女性蜂起の日を記念する。この日、何千人ものチベット人が中国の弾圧に抵抗し、自由とアイデンティティのために命をかけて戦った。チベットには、人々が自由に生き、文化や伝統が花開き、人権が暴力によって抑圧されない未来がふさわしい」 - ベルナール・ゲッタ議員（Xでのビデオメッセージ）https://x.com/guetta_en/status/1899173443444130248?s=46&t=Vmc5P8n1-vQbHF6g6CLmWQ 「歴史は永遠に続くものではなく、いつの日かチベットの人々は自由と尊厳を取り戻すだろう。今日はチベット蜂起の日であり、1959年に何千人もの人々が中国の弾圧に対して抗議し立ち上がった記念日だ」 #EuropeanParliamentfor #TIBET
- ヴェレナ・メルテン議員（Instagram）
「今日は3月10日。チベットの自由と人間の尊厳のための平和的な戦いを支持する。ヨーロッパは決して沈黙してはならない」#StandWithTibet
「チベットの日」キャンペーンにより、欧州議会内でチベットに対する認識と連帯感が強化され、EUは、自由と尊厳を求めるチベットの人々と共にあり続けるという強いメッセージを発信している。
―チベット事務所ブリュッセルによる報告
（翻訳：Yuki）