(2010年2月4日 Tibet.Net )
ダラムサラ:ダライ・ラマ法王はハイチでの人道的な救援活動を支援するため、10万スイスフランをジュネーブの国際赤十字委員会を通して寄付した。
ハイチでの救援活動を支援するためのダライ・ラマ法王の惜しみない力添えに、国際赤十字・赤新月社連盟のベケレ・ゲレタ(Bekele Geleta)事務総長はこれを歓迎するとともに心からの謝意を表明した。
「ダライ・ラマ法王のお力添えに深く感謝している。ダライ・ラマ法王の結束のお心はハイチ赤十字および医療救援活動を行なう各チームに伝えさせていただいており、この寄付を被災者の救援活動に有効に使わせていただきたい」とベケレ・ゲレタ事務総長はダライ・ラマ法王に宛てたファックスのなかで伝えた。
またベケレ・ゲレタ事務総長は次のように語った。
「世界中の人がこの緊急事態を心配してくれている。赤十字・赤新月社連盟は、ハイチの赤十字を積極的に支援してくださる多くの国際支援団体とともにハイチの人々の命を救うべく尽力している。
我々の人道的努力を個人的にご支援くださったダライ・ラマ法王に、重ねて、心から感謝申し上げたい」
ダライ・ラマ法王は1月13日、この地震で亡くなった人々とその遺族に向けて哀悼の意を表明している。
1月12日にハイチを襲ったマグニチュード7.0の地震は20万人の命を奪い、100万人がホームレスとなったと国連は伝えている。国際的な支援が今後も必要とされる。
(翻訳:小池美和)