2026年1月29日

ソウル:ダライ・ラマ法王日本代表部事務所代表のアリヤ・ツェワン・ギャルポ博士は、2026年1月21日から28日まで韓国を訪問し、主要4都市で1週間にわたり開催された展示会と講演プログラムなどの公式行事の全日程を終えた。
ダライ・ラマ法王の90歳を祝う行事の一環として、在韓チベット人コミュニティは、ダライ・ラマ法王の生涯と世界平和への貢献をテーマにした写真展を開催した。展示写真は、情報・国際関係省(DIIR)のチベット博物館から提供された。アリヤ博士は参加者に対し、ダライ・ラマ法王の四つの主要な使命である、人間的価値の促進、宗教間の調和の促進、チベットのアイデンティティと文化の保護、古代インド・ナーランダ僧院における仏教科学と哲学の復興について説明した。また、7世紀のチベット皇帝ソンツェン・ガンポと13世紀のドゴン・チョギャル・パクパ以来の、韓国とチベットの古来からの絆についても語った。
展示期間中には、アリヤ博士の著書『チベットの反論』(英語版Harnessing the Dragon’s Fume)の韓国語版が発売された。アリヤ博士は本書の内容を説明しながら、中国共産党政権がチベット占領を正当化するために歴史を歪曲している実態、中国の植民地的寄宿制学校とその背後に潜む残忍な政策、ダライ・ラマ法王の転生者選定への干渉を企てる中国の計画について警鐘を鳴らした。また、チベットでの過剰なダム建設と鉱物採掘による環境破壊についても伝えた。
展示会と講演会は、慶州、ソウル、光州、釜山(プサン)の4都市で行われ、参加者からは、チベットの歴史や現状、中道政策、ダライ・ラマ法王の転生問題などについて質問や意見が寄せられた。ソウルでは中国系や満州系の参加者もおり、自身が中国滞在中に焼身抗議に関する歪曲された情報を教え込まれた体験を語った人もいた。今回、各講演で集まった人々の間で、4都市それぞれに「韓国チベット友好会」を設立することが決定された。
展示会・講演会に加え、アリヤ博士はまず、チョント・マウル財団のヌン・ヘン師と面会し、同地域のチベット僧侶への多大な支援と指導に感謝の意を表した。続いて薬泉寺(ヤクチョンサ)の住職であるジノク師を訪問し、ダライ・ラマ法王の平和と慈悲のメッセージを広めるための助言を求めた。訪問の最終日には、ウォンボプサ寺のキン・スニム師を訪ね、韓国の大学で学ぶチベット人学生の支援に対し感謝を伝え、若いチベット人の教育に引き続き協力を要請した。
在韓チベット人コミュニティ会長のゲシェ・テンジン・サンポ師と、チベット支援者であり書籍『チベットの反論』の韓国語版への翻訳者であるイ・ユメ氏が、展示会と書籍講演会を企画した。在韓チベット人コミュニティの僧侶、ツェリン・ワンチュク師、ティンレイ師、ロブサン師も、イベントや通訳に協力した。
― ダライ・ラマ法王日本代表部事務所による報告








(翻訳:かおり)






