(2004年12月1日 WTNより抜粋編集)
12月1日、ロンドンの凍るような冬の寒さの中、学生、チベット人、チベットサポーター総勢数百人が集り、トゥルク・テンジン・デレクの早期釈放を訴え、徹夜でキャンドル行進を行った。老いも若きも合わせたチベット人にチベットサポーターが加わって、片手にキャンドル、「テンジン・デレク・リンポチェ(トゥルク・テンジン・デレクの尊称)に自由を!」と書かれたプラカードをもう一方の手に持った。
トゥルク・テンジン・デレクは東チベット(現在は中国四川省)の大変な人気と尊敬を集める仏教僧で、2002年12月2日に侍従のロプサン・トントゥプと共に「爆破事件と国家分裂活動に関与した」として死刑判決を受けた。ロプサン・トントゥプは即日処刑となったが、トゥルク・テンジン・デレクは2年の執行猶予と参政権剥奪付きの死刑判決を受けた。
徹夜のキャンドル行進の締めくくりとして、チベット人たちによってチベットの歌「真実の祈り」とチベット国家が斉唱された。この徹夜のキャンドル行進は、スチューデント・フォア・フリーチベット(SFT)イギリス支部と在英チベット人の共催で行われた。