2001年12月27日
北京(タイムズ・オブ・インディア)
目覚しい技術力により、中国は半年という期間で非常に重要な青海・チベット鉄道の第一トンネルの2区間を接続することに成功した。
仏教徒の地元民たちが共産主義体制に反旗を翻すのを目撃してきたチベットの首都、ラサから13kmに位置するこのトンネルは、全長1,118kmの青海・チベット鉄道の一部を成す。
世界一高い鉄道プロジェクトは、262億ドルの費用が投じられ、6年間で完成の運びとなる予定。
鉄道の部分のうち、548km区間が建設されるチベットは、地理的条件が厳しく、標高は平均4,000m。
新華通信によれば、これまでに12人の鉄道建設者が高山病のため、中国へ帰されている。
この重要な鉄道線路は、中国とチベットを結ぶ初の鉄道となる。現在、チベットにアクセスするには飛行機か曲がりくねった山道しか利用できず、費用と時間がかさむ。
一方、別の報告によると、かつて赤字に悩んでいた中国の鉄道業界は3年連続で今年も利益を計上するだろう。
中国はWTOへ加盟したことで、次の5年間で徐々に貨物輸送事業に乗り出し、競合国と張り合うことになる。