(2009年9月17日 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所)
最近、チベットをメディアに公開せよという国際的な圧力を和らげることを目的とし、一定数の日本メディアがチベットに入ることを中国政府が黙諾しました。我々はこれを第一歩として歓迎しておりますが、これが中国側の話を示すために再度お膳立てされた視察旅行であるということは公然の秘密であります。
幸運なことに、我々のもとにはチベットに関する情報の第一線からの疑問が寄せられております。
万人そして一般社会の利益のために、我々は以下にその中からいくつかの疑問を複写いたしました。この件について均衡のとれた見解を示すため、数字は中国政府を含む種々の情報源から集められたものとなっております。
我々はチベットを訪れるメディアの皆様に対し、真実を追い求め、チベットの現実の状況を世界に報じていただきますよう、要請いたします。また、我々は日本メディアの優秀さを確信しておりますが、中国政府のプロパガンダの手段となってしまわぬように、ご用心されますようご忠告させていただきます。
敬具
ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
代表:ラクパ・ツォコ