2022年5月18日
スタッフ・リポーター
ダラムサラ:5月18日水曜日、米国チベット問題担当特別調整官のウズラ・ゼヤ氏が米国代表団とともにダラムサラを初訪問し、現地のチベット人らは熱烈に歓迎した。
ゼヤ特別調整官は、ダラムサラでの2日間の行程の中で最初の訪問先となるCTA(中央チベット政権)事務局に到着した。ペンパ・ツェリン主席大臣率いるCTA代表団は、米国国務省の派遣団と事務局で短いミーティング行い、その後官庁街(ガンチェン・キション)の視察に同行した。
またゼヤ特別調整官は、ダラムサラ滞在中にダライ・ラマ法王と公邸で謁見した。
今回の特別調整官のダラムサラ訪問は、先月、CTAのペンパ・ツェリン主席大臣がワシントンを訪問し、特別調整官と共にナンシー・ペロシ下院議長や他の超党派の国会議員、米国国務省高官らと成功裏に会談を終えた直後に実現している。
主席大臣のワシントン訪問に先立って今年2月、情報・国際関係省(DIIR)のノルジン・ドルマ大臣とカルマ・チョーイン局長がワシントンを訪問し、米国国務省や連邦議会で1週間にわたる協議を重ねた。情報・国際関係省大臣と局長によるこの訪問が、5月上旬の主席大臣による訪米と、そして最終的には、チベット問題担当米国特別調整官ウズラ・ゼヤ氏のダラムサラ訪問への道を開いた。
2月にノルジン・ドルマ大臣が米国を訪問した際、民間安全保障・民主主義・人権担当の国務次官を兼務するチベット問題担当米国特別調整官ウズラ・ゼヤ氏と国務省の事務所で面談した。中央チベット政権の指導者が、ウズラ・ゼヤ国務次官と直接会ったのはこの時が初めてであった。
今回のゼア国務次官によるダラムサラ訪問は、歴代米国特別調整官のダラムサラ訪問を継承し通算6回目となる。2000年6月、ジュリア・タフト国務次官補が、米国特別調整官として初めてダラムサラを訪れた。2006年11月には、ポーラ・ジョン・ドブリアンスキー次官が訪問した。2009年、マリア・オテロ国務次官(のちに特別調整官に任命)は、当時バラク・オバマ大統領の上級顧問・ヴァレリー・ジャレット氏のダラムサラ訪問に同行した。2014年と2016年には、サラ・セウォール国務次官はダラムサラを訪問した。
ウズラ・ゼヤ米国特別調整官のダラムサラの官庁街(ガンチェン・キション)到着の様子は こちら(You Tube)。
(翻訳:仁恕)