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第9回チベットに関する世界国会議員会議

ダライ・ラマ法王14世の90歳の誕生日に、その遺産を祝福する決議

前文

ダライ・ラマ法王14世は、平和と多元的共存主義の擁護者である。法王は、信仰や国境を越えて、真の調和は相互の尊重と慈悲の心がある対話から始まると説き、実践的かつ普遍的な倫理である非暴力に、世界の人々の目を向けさせた。法王はわずか16歳でチベットの精神的・政治的主導権を得て、革新的な改革を先導した。1950年に中華人民共和国(PRC)がチベットに武力侵攻した際には、法王は道徳的勇気をもって武力に対抗し、報復ではなく交渉と非暴力による抵抗を主張した。1959年の亡命後すぐに、法王はチベットの政治体制を民主化させ、自分たちの指導者を選出する権利を人々に与えた。世界各地の学校、僧院、文化センターを通じて、法王はチベットの宗教、言語、遺産の消滅を阻み、亡命地を保全と再生の聖域へと変えたのである。

決議

これらの歴史的な貢献を称え、第9回チベットに関する世界国会議員会議(WPCT)は、東京大会にダライ・ラマ法王が寄せた特別メッセージに深く感謝の意を表するとともに、法王の生涯にわたる功績を称え、自由で民主的、平和的な取り組みという法王のビジョンを推進することを決意し、以下の通り決議する。

  1. 2025年7月6日の、ダライ・ラマ法王の90歳の誕生日を心から祝福し、人類の一体性と非暴力、人権、宗教的寛容、環境への意識、民主主義の促進に向けた法王の生涯にわたる献身と貢献を称賛する。
  2. ダライ・ラマ法王の人類への貢献を称えるため、中央チベット政権と共に、ダライ・ラマ法王の90歳の誕生日を「慈悲の年」として世界的に祝う。
  3. ダライ・ラマ法王14世が世界平和と人権、文化の保存、宗教間の理解に果たした並外れた貢献を称え、称賛し、その遺産を守り、広めることを誓う。
  4. ダライ・ラマ法王の4つの主要な公約を支持する立場を表明する。
  5. ダライ・ラマ法王14世の転生に関する唯一の独占的な権限は、法王ご自身と、ガデン・ポタン・トラストにあることを再確認する。
  6. すべての衆生の恩恵のために、特にチベットの宗教と文化、環境の繁栄のために、ダライ・ラマ法王14世のご健康とご長寿を心からお祈りする。

2025年6月4日、第9回チベットに関する世界国会議員会議にて全会一致で採択する。

オリジナル記事


 (翻訳:T.M.)