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私の後継者は例外的な方法で選出、 とダライ・ラマ法王

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(2007年10月18日 Voice of America )

ダライ・ラマ法王は、自分の後継者は、生まれ変わりを探しだすという過去数世紀にわたっておこなわれてきた伝統的な方法でなく、何人かの高僧の中から選出することもあり得る、とダライ・ラマ法王が公表した。

チベットの精神指導者ダライ・ラマは、ヴォイス・オフ・アメリカのインタビューに答えて、「私の後継者は、ローマ法王のように、私が生きている間に決定することもあり得る」と発言した。

2007年、中国当局は、ダライ・ラマを含むすべての輪廻転生には、中国政府の認可が必要だとする新しい条例を作成した。

チベット第二位の宗教指導者パンチェン・ラマが、1989年に死去した際、中国政府はダライ・ラマが選出したパンチェン・ラマを無効とし、中国が独自に選んだ者を新しいパンチェン・ラマに認定した。

ダライ・ラマ法王は、「多くの人々が、中国政府が選んだパンチェン・ラマは偽者だとしている」「ダライ・ラマについても、同じような手で、偽者が選出されるだろう」と述べた。

「中国政府は、ダライ・ラマはもうすぐ死去すると考えている」と亡命中の72才のダライ・ラマは語った。

ノーベル平和賞受賞者であるダライ・ラマ法王は、これまでにも述べてきたとおり、「私は、チベットの人々がダライ・ラマ法王という制度がいまだに有効であると同意する場合に限り、再び輪廻転生する」と繰り返し述べた。

「万一私が亡命中に死去した場合、その地で転生して、前世の仕事を引き続き行なう」とも発言した。

ダライ・ラマは、1980年後半から北京政府とチベットの自治区に関して交渉を呼びかけている。