スタッフレポーター
2023年3月9日
ダラムサラ:3月9日、欧州議会議員代表団のミクラシュ・ペスカ議員とサリマ・イエンボ議員、ハネス・ハイダ議員、、アウシュラ・マルデイキエネ議員が、チベット事務所ブリュッセルのリンジン・チュドゥン・ゲンカン代表とスタッフと共に、チベット亡命議会を訪問し、午後4時、常設委員会の会堂で、ケンポ・ソナム・テンフェル議長、常設委員会と予算委員会の委員と面会した。
会合では、議長が訪問した議員たちに、主にEUのチベット支持の強化と欧州議会で米国の「チベット相互アクセス法」のようなチベットに関する決議案を採択する必要性について強調した。
チベットの遺産の保護とチベット問題の解決に向けたチベット人の努力に対する貢献において、EUの立場が非常に重要であることから、議長は議員たちに、チベット問題に関するEUの特別コーディネーターを指名することや欧州議会が亡命チベット人のための独自の予算を組むことが必要であると訴えた。
ダラムサラで開催されたチベット民族蜂起64周年記念式典に出席するために訪問した議員たちは、連帯を表明し、チベット人の闘いを支援し続けることを再確認した。
欧州議会の議員と議長、チベット人議員はその後、共通の関心事である様々な問題について話し合い、亡命先での選挙実施の課題や、政党の無い議会制度における審議の過程、パンデミックの時期に、コロナウイルスの感染拡大にチベット政権がどのように対応したかという点、チベットの遺産の保護という問題に、CTAがどのように取り組んでいるか―特に、西洋諸国で暮らしているチベット人が、人権侵害やチベット文化の中国化、その他様々なチベット内部の状況に関してどのように対応しているのかという点について、手短かに意見交換した。
- チベット亡命議会事務局の報告
(翻訳: t.m.)