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東京で、チベット民族蜂起64周年記念日のピースマーチを開催

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2023年3月13日
日本、東京
スタッフ・リポーター

チベット民族蜂起64周年記念日に、世界中のチベット人とその支援者たちは、チベット人の殉教者を称え、悲惨な状況下にあるチベットとの連帯を表明した。

チベット人、日本人、ウイグル人、モンゴル人、中国人の支援者らが、ピースマーチを行った。(日本・東京)

チベット人、日本人、ウイグル人、モンゴル人、中国人の支援者らが、ピースマーチを行った。(日本・東京)

東京では、在日チベット人コミュニティとSFTJ(スチューデンツ・フォー・フリー・チベット・ジャパン)の共催で、チベット民族蜂起64周年記念日のピースマーチが行われた。

同時にトークイベントも開催され、多くのチベット支援者が参加した。 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所のアリヤ・ツェワン・ギャルポ代表は、参加者たちに、この重要なイベントのために時間を割いてくれたことと、日頃のサポートに謝意を述べた。また、CTA内閣声明文の要旨を日本語で読み上げ、全文を参加者全員に配布した。(CTA声明文の日本語訳はこちら)

アリヤ代表は、書籍「Tibet Needs Your Help」を発表・配布した。同書は、中国の居住学校でのチベット人の子どもたちへの強制的な教化、チベットの宗教的な建造物や像の破壊、ダライ・ラマ14世を含むチベットの高僧の転生者認定に対する中国共産党の干渉など、チベット人のアイデンティティを根絶するために行われている中国の政策の詳細を叙述している。また、スーパーサンガ(宗派を超えてチベットの平和を祈念し行動する僧侶・在家の会)が、中国共産党のチベット宗教問題への干渉を非難する声明を発表したことに謝意を述べた。また日本のチベット支援各団体と世界連邦日本仏教徒協議会が、チベットにおける中国の継続的な弾圧と人権および信教の自由の侵害を糾弾する声明を発表したことにも謝意を表明した。中国の侵略の拡大とチベットの文化、言語、アイデンティティの根絶を阻止するために、日本の国会、支援団体、NGOにも同様の声明を発表するよう要請した。

SFTJのツェリン・ドルジェ氏は、中国の寄宿学校におけるチベット人青少年の強制教育について講演し、中国共産党はチベット人の子どもたちから母語とアイデンティティに対する基本的権利を奪っていると非難した。また、中国によるチベット語の根絶を阻止するため、SFTは今後この問題に取り組んでいくと述べた。

SFTJの金田太郎氏はスーパーサンガの声明文を読み上げた。声明文においてスーパーサンガは、チベットにおける中国の弾圧を非難し、中国共産党はチベットの宗教問題に干渉する権利はないこと、またダライ・ラマ15世を含むチベット仏教の高僧の転生者認定に関する権限を主張することをやめるべきであると明言した。

真実の祷り(Dentsig monlam)とチベット蜂起の歌(Mimang Langlu)が映像とともに朗読・歌唱された。

講演終了後、約100名のチベット人と、日本人、ウイグル人、中国人、南モンゴル人の支援者らが、チベットの旗やプラカードを持ち、スローガンを掲げてピースマーチを行い、渋谷区を縦断した。このピースマーチは、道行く人々の注目を集めた。また、日本人以外の外国人もこのデモに参加し、チベットへの支持を表明した。

ピースマーチは東京の中国大使館に向かい、チベットの自由、人権、信仰の自由を求めるスローガンが掲げた。一団は、中国のチベット弾圧の即時停止を求める声明と中央チベット政権内閣の声明文を大使館に投函した。

集会にて挨拶をするチベットハウス・ジャパンのアリヤ代表。(日本・東京)
集会にて中央チベット政権の声明を読み上げるチベットハウス・ジャパンのアリヤ代表。(日本・東京 )
集会にて挨拶をする在日チベット人コミュニティのテンジン・シェラブ会長。(日本・東京)
東京の中国大使館前で抗議するチベット人とその支援者たち。(日本・東京)

オリジナル記事より抜粋


(翻訳:S_Suzuki)