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国際青年集会開催 – チベット独立要請決議案を可決

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(2011年8月6日 パユル)

世界50ヶ国以上、1000人以上の青年代表団の参加による国際集会が、オーストリア ウィーン近郊Euro Campにて1週間にわたり開催され、チベット独立を求める決議案が全会一致で可決された。また当集会では、中国政府によるチベット非合法占拠に関し、多くの非難の声があげられた。

IUSY (国際社会主義青年同盟 – International Union of Socialist , 100ヶ国以上の社会民主団体青年部から成る国際NGO団体)は、当集会第4 日目において「チベット決議」を可決した。

当決議では、過去よりIUSYが主張し続けているチベット独立支援について、再度主張を行った。また、中国政府に対し、国連特別報告官や独立国際機関による現状調査のためのチベット訪問許可を要求し、加えて、第十代パンチェンラマ ・ゲドゥン・チョキ・ニマ(Gedun Choekyi Nyima)を含む政治犯の無条件での即時解放も主張した。

当会議に出席した代表らは、中国がチベットに強要している環境・宗教・言語政策に対し、非難の意見をあげた。また、悪評高き「愛国教育強化」、及び、中国政府の認証無での「輪廻転生によるラマ継承の廃止」を定めた法律の撤廃も求めた。

TYC(チベット青年会議 -Tibetan Youth Congress;亡命中のチベット独立賛成派の最大団体)からはドントップ・ハダル副会長(Dhondup Lhadar)、テンジン・チョキェ書記長(Tenzin Chokey)、クンチョク・ヤンペル財務長(Konchok Yangphel)がチベット代表として集会に参加し、世界経済、国連・EU・G20の役割、アジア各国の民主化に関し、チベット人観点としての意見を述べた。また、TYCより「チベット人の言語平等」に関する白書がIUSY国際平等活動に対して提出され、チベットにおける民主主義の欠如と、チベット亡命政府の民主化活動状況についてのプレゼンテーションも行われた。

加えて、代表達より、彼らがチベットを訪問をした際の体験について個人的に語られ、チベットを「極めて軍事化された、全く自由の無い区域」と表現した。

また、当会議に合わせ、TYC幹部メンバー達はザルツブルグ及びウィーン在住のチベット人と面会を行っている。


(翻訳:Hiromi Fujita)