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国連人権委員会 タクナ・ジグメ・ザンポが証言

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(2003年4月3日 チベット亡命政権ジュネーブ事務所)

(ジュネーブ)4月3日午後、37年もの間中国支配のチベットで投獄されていたタクナ・ジグメ・ザンポが、第59回国連人権委員会で証言を行った。

チベットの通訳を介して、次のようにタクナ・ジグメ・ザンポは3分半にわたり証言した。
「37歳の時にパンチェン・ラマ10世について私が書いた注釈内容が『非革命的見解』であるとして、中国当局に逮捕されました。私は41年の禁固刑を受け、9年早く釈放となったのです」

また人権委員会の会場ではタナク・ジグメ・ザンポについて以下のような紹介もあった。
「このチベットからやってきた老人は、チベットの人々の苦境が終わるよう助けて欲しいと、人権委員会に出席の各国に訴えています。チベット人にも中国人にも利益となるチベット問題の解決へ向けてダライ・ラマ法王と早く交渉を始めるよう中国政府に強く要求してください。政治囚を含む不幸なチベットの人々、彼らはこの会場にいる人たちと同じ人間でありながら、緊急に皆さんの助けを必要としているのです。それが遅くなる前に・・・。この地球上で全ての政治囚が受けている苦しみが終わることを祈ってやみません」