2000年8月24日
ロイター
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アナン国連事務総長は、中国に配慮し、宗教指導者が集う国際会議からチベット仏教の精神的指導者ダライ・ラマ14世を除外したことに関して、国連本部は加盟国や加盟国の問題のための場所だとして、批判をかわした。
同事務総長が、8月28〜31日の日程で開かれる宗教指導者の世界平和サミットから、ダライ・ラマ14世を排除したことに関する質問に答えたもの。
国際会議には、ほとんどの宗教を代表する指導者約1,000人が出席する。
しかし、国連本部での会議にダライ・ラマ14世が出席すれば、中国との問題を引き起こす可能性があるとする国連関係者の忠告を受けて、主催者側はダライ・ラマ14世の招待を見送った。