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亡命チベット人たちは、中国からの対話への招待を待ち望んでいる


(2004年6月17日 IANS(インド・アジア・ニュースサービス)

(ダラムサラ)チベット亡命政権は、何十年と続いた祖国問題を解決すべく、中国からの対話への招待を待ち望んでいる。
チベット亡命政権の高官らは、「中国政府との次のラウンドの対話を熱意を持って待っている一方、チベット亡命政権がいかに機能しているか知ろうと使節を送る中国に対して、敵意は持ってはいない」と語る。

「我々は、彼らが訪れるならば、歓迎する。我々の体制は、とても民主的である。しかしながら、我々は、正式に中国に招待状を送ってはいない」—チベット亡命政権の情報国際関係省のトゥプテン・サンペル事務次官(以下、サンペル事務次官)

チベット亡命政権と中国政府は2002年と2003年、2回中国で会談を行っているが、いかなる正式な対話もまだなされていない。ダライ・ラマの使節であるロディ・ギャリとケルサン・ギャルツェンは、両者の冷え切った関係を打開すべく、中国に旅立った。

「ダライ・ラマの使節は、接触と信頼を再構築するため、中国に既に赴いた」—サンペル事務次官。
ギャリはダライ・ラマのワシントン駐在特使で、ギャルツェンはブルュッセルのEU駐在特使である。2003年の訪問では、チベットの特使たちは、外国人には閉ざされているチベットの地域が訪問先に選ばれた。しかし、チベット亡命政権は、昨年10月になされた正式な対話要求に対する中国からの返事を未だ受け取っていない。68歳のチベットの精神的現世的指導者ダライ・ラマ(今年7月6日で69歳となった)は、実兄ギャロ・トントゥプが香港を拠点に働きかけを行い、それによって1997年中国の指導部に対しての対話の窓を開いた。使節たちの訪問は、まさにギャロ・トントゥプの努力の結果である。ダライ・ラマが存命中に祖国の問題の解決を望んでいることに言及して、チベット亡命政権の高官らは、「亡命政府は、チベットの将来と、祖国の外に住む13万に及ぶチベット人の将来についても公式な対話が始められることを望んでいる。しかし、中国はチベットに対して懐疑的で、チベットの独立について議論をしたくない」と語った。

ノーベル賞受賞者のダライ・ラマは、分断された祖国と、中国からの独立に対する要求を1980年代に放棄した。しかし、中国は、チベットが中国の一部として存続する一方、チベット人のルールによって、さらに多くの自治を行うというダライ・ラマの中道政策も受け入れてはいない。

ダライ・ラマと、他の何百もの人は、中国軍がチベット首都に侵攻した後1959年にチベットを脱出した。それ以来、インドがダライ・ラマを亡命者として認めた後、亡命生活を送っている。この動きは中国とインドの関係を緊張させ、1962年に短期ではあるが、苦々しい国境紛争が起こった。過去5年間、両者が長く続く国境紛争を解決するため昨年高官レベルの対話を開始したことにもより、中国とインドの関係はかなりの程度改善されている。