2022年7月11日
スタッフ・リポーター
ダラムサラ:ペンパ・ツェリン主席大臣率いる中央チベット政権(CTA)の指導者、幹部、職員は7月11日午後、日本の奈良市で政治活動中に残酷にも暗殺された安倍晋三元首相の悲劇的な逝去を悼み、祈祷会を行った。
過去30年間、最も著名な日本の政治家の一人であった安倍晋三氏の悲劇的な早世は、日本社会に衝撃を与えたのみならず、彼を知る世界中の人々が寂寥感を感じている。
弔辞の中で、主席大臣は、チベットの指導者たちもチベット人も、チベットの長年の友人でもあった偉大な指導者の逝去に、強い喪失感を感じている、と述べた。「CTAとチベット人は、深い感謝と敬意をもって、彼のチベットの大義への多大な貢献と支援、特に世界最大のチベット支援団体の一つである『日本チベット議員連盟』の設立に積極的に関与してくださったことを、いつまでも忘れないだろう」と付け加えた。また、故安倍晋三氏が中国のチベット弾圧に対して、勇気ある毅然とした姿勢を示していたことに感謝の意を表しました。
主席大臣は、ダライ・ラマ法王が初めて日本を訪れた1967年以降、安倍氏から法王に対する友情と支援が続いていたことを説明し、法王が故安倍晋三氏の遺族に宛てた弔書を読み上げた。
故人への哀悼と敬意を表し、祈祷会の後、CTAの事務所は、終日閉館となった。
(翻訳:S.Suzuki)