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中国当局がトロツイク僧院の僧侶コンメイ氏を逮捕

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2021年8月5日
スタッフレポーター
トロツイク僧院のコンメイ氏(左)とキルティ僧院のロブサン・テンジン氏(右)

 

8月3日ダラムサラを拠点とするキルティ僧院の僧侶ロブサン・イェシェ氏とカニャグ・ツェリン氏によると、チベット北東部(中国の四川省に編入)のンガバ郡にあるトロツイク僧院の45歳の僧侶コンメイ氏が7月20日に中国当局に逮捕されました。

コンメイ氏の逮捕の理由やその他の詳細は現在のところ不明です。 コンメイ氏はトロツイク僧院の規律僧侶(དགེ་བསྐོས་)であり、ンガバ郡トロツイク村出身。彼は幼い頃に僧院に出家しました。

キルティ僧院の僧侶ロブサン・テンジン氏が10年以上の歳月を経て保釈される

また、キルティ僧院の僧侶ロブサン・テンジン氏が、10年以上の服役を終えて数日前に刑務所から釈放されましたが、彼の健康状態についての情報はありません。ロブサン・テンジン氏は、2011年3月16日に中国の支配に抗議して焼身自殺したロブサン・プンツォク氏の死に関与したとして誤って告発されました。彼は3月23日に逮捕され、8月28日にンガバ郡の中級人民法院により13年の刑を宣告されました。彼は刑期を終える前に釈放され、自宅に帰りました。

また、同じ名前の別の僧侶が同じ事件で有罪判決を受け10年の刑を宣告されましたが、2018年に釈放されました。


(翻訳:Sakura Nakayama)