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中国当局がチベットの文芸ウェブサイトを閉鎖

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(2007年7月11日 Radio Free Asia (RFA))

(香港)チベット人の運営する文芸関連のウェブサイトが、中国北部の西安市当局に閉鎖された。どうやら「政治的」な内容を掲載してるとの理由らしい、とサイト編集者は語る。

編集者がラジオ・フリー・アジア(RFA)のチベット担当者に語ったところによると、「The Lamp」の名で知られるそのサイトには、約800人のフォーラム利用者が登録していたが、7月4日に市のインターネット警察により閉鎖されたという。

「ウェブサイトを販売した会社に電話で問い合わせたが、彼らは、インターネット警察がサイト内に政治的内容を見つけたのでサイトが閉鎖されたのだろう、と考えているようだった。閉鎖の理由に関して、国営サービスプロバイダもはっきりしたことは知らないらしい」と編集者は語る。

その際に電話で応対したサイトの販売/配信会社である国営Xian Technology Ltd社の関係者は、この件についてのコメントを控えた。

閉鎖されたサイトは、編集者、技術者、管理者を一人ずつ雇って、メインのウェブサイトと、ウェブログとディスカッションのフォーラムを提供していた。

「このウェブサイトの閉鎖で、サービス提供先であるチベット人コミュニティの人々を悲しませてしまった」とサイト関係者は語る。

「突然の閉鎖により、たくさんの若いチベット人読者をがっかりさせてしまった。彼らの多くが、自分がいかに落胆したかを他のウェブサイト”Tibetan Language”に書き込んでいる。何人もの大学生から電話があり、私たちのサイトがなくなってどんなに寂しいかを語ってくれた」という。

閉鎖された他のサイト

「中国当局は、普段から、チベットのウェブサイトに対して非常に懐疑的です。チベット語のウェブサイトを運営するだけで、政治活動を懸念されてしまいます。当局は、中国の国内外にいるチベット人がこれらのフォーラムを、独立運動のために利用していると思っているのです。」

彼が編集を担当していた別のチベット語サイト「China’s Tibetan Residential Education Network」(中国在住チベット人の居住教育ネットワーク)も同時に閉鎖されたとのこと。

7月1日、中国政府は規則を公布し、ウェブサイトに掲載する全ての記事の末尾に著者名を記載・表示することを義務付けた。もしウェブサイトに機密事項に関する内容を扱う記事が含まれていた場合、そのサイトまたは著者に罰金4,000元〜60,000元(526〜7893USドル)が課せられることもある。

「規制を受けるのは、防衛、民族統一、民族問題に関する内容の記述や、憲法や国家統一への反対意見の記述です」と編集者。

中国国内でインターネットに掲載する記事に著者の本名を記載・公開することについては、国内で2年以上にわたって政治討論が繰り広げられている。

中国のウェブを監視している中国インターネット協会(Internet Society of China)は、「自主規制」規約を発表し、ブログやネット上の著者に本名を明かすよう働きかけた。

しかし、大量の中国人顧客を海外のサービスプロバイダに奪われるのを恐れる最大手インターネットサービスプロバイダ数社が、匿名性はブログやフォーラムに参加する大きな魅力の一つであると主張し、こうした動向を批判した。

抑留に関するレポート

パリを拠点とする出版の自由を訴える団体Reporters Sans Frontieres (RSF)によると、少なくとも30人のジャーナリストと50人のインターネット利用者が、現在中国国内に抑留されているという。そのうち数名は1980年代から抑留されているという。

「政府は何千もの情報サイトへのアクセスをブロックしている。また、国際ラジオ局10局の、中国語、チベット語、ウイグル語の番組を妨害している。当局は、ウェブサイトやチャットフォーラムに狙いを定めて取り締まった後、今ではブログやビデオ共有サイトに的を絞っている」とRSFが独自のサイトにコメントを載せた。

中国でプロキシ・サーバーを使用せずにインターネットを利用した場合、反政府とみなされるキーワードでの検索は、国家のインターネット警察によってブロックされる。

これに批判的な人々は、しばしば「国家機密の漏洩」、国家の「転覆」や「中傷」をはかったとして、実刑判決を受けている。

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