2021年10月22日
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ
スタッフレポーター
月初め、チベット東部アムド地域・アバ県(中国四川省に併合)にあるキルティ僧院の僧侶ロブサン・チョーフェル師(34歳)が、中国当局に拘束されました。
拘束後の所在や詳細は現時点で不明です。
ロブサン・チョーフェル師は過去にも2度、中国当局に逮捕されています。1度目は2008年にラサで、その後2011年に再度アバ自治区で逮捕されました。当時は4ヶ月間以上拘留されていました。
ロブサン氏は、ンガシ・カニャグ・ルワツァンの出身です。故リコ氏とツェリン・キさんとの間に生まれた4人の子供のうちの一人です。 幼少期にアバ県のキルティ僧院で出家し、現在は、僧院のコンピュータ部門のスタッフとして勤務し、僧院公式の写真家としても活躍しています。自然風景の写真を撮るのが好きで、いくつもの写真コンテストで受賞しています。プロ写真家「レワイ・ダウォエ」(Rewai Dawoe)の名前で、彼の写真はインターネット上に公開されています。
また、ロブサン氏の他にも、今月初め、キルティ僧院の数名の僧侶が同様に中国当局に身柄を拘束されたようです。彼らの氏名やその他詳細情報もまた、現時点では不明です。
ダラムサラを拠点とするキルティ僧院の僧侶ロブサン・イェシ氏とカンヤ・ツェリン氏からの情報による報告でした。
(翻訳:仁恕)