2001年8月23日
北京(インド・タイムズ)
中国はチベット北部に40億から54億トンもの原油を保有し得る大規模な石油鉱床を掘り当てた。
油田帯はチャンタン(羌塘)盆地に全100キロ広がり、埋蔵量は、何百トンもの石油を保有していると考えられている。中国日報は「西部開発と西蔵発展戦略ハイレベルシンポジウム」で明らかになった資料を示し報告した。
6月、成都大学科学技術部のワン・チェン・シャン氏が率いる実地調査チームはチャンタン盆地で油頁岩(ゆけつがん)、その他サンプルを収集。また、100キロに渡る古代石油鉱脈を発見した。
続く研究の結果、チャンタン盆地の頁岩の地質年代は1億8千万年代と確認された。
「地質年代の確認は極めて重要であり、成分の年代決定は科学者たちがおおよその石油埋蔵量を決定づけるのに役立つ。」チームのある専門家はこう語る。
この採掘によって、辺境地域の開発ペースを速めることになり、さらに新しく加わった科学者たちが、チベットの新しい油田発掘調査に着手するよう中国政府に働きかけたと新聞は報告している。